米俳優のロビン・ウィリアムスさんが自宅でなくなっていたそうだ。死因は窒息で、自殺と見られている。63歳。
1987年の映画『グッドモーニング、ベトナム』、1991年の『フィッシャー・キング』、1993年『ミセス・ダウト』ではどれもゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。1997年の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ではアカデミー賞助演男優賞受賞。シリアスな作品にも、コミカルさのある役柄/演技で見るものを楽しませてきたいい俳優だった。
厳しい学校にやってきた型破りな先生を演じた、感動の学園モノ『今を生きる』
すごろくが大変な冒険になってしまう子供からおとなまで楽しめる『ジュマンジ』
まだ子供なのに体はおじさん、そんな主人公ジャックをコミカルに可愛らしく演じた『ジャック』
生きて意思を持ったスライムを発明しちゃったおかしな天才博士(と可愛らしいロボットウィーボ)の話『フラバー』
笑いを通じ患者を治そうとする実在の医師を演じた『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』
個人的にはアイザック・アシモフ原作の映画『アンドリューNDR114』の、人間に近づこうと努力をする主人公/ロボットも好きだった。
「交通事故で死亡し天国へ行った主人公(ロビン・ウィリアムス)が、後追い自殺し地獄へと行った妻を救う」という筋書きの映画『奇蹟の輝き』にも出演していた。
これまでロビン・ウィリアムスさんは「深刻な鬱と戦っていた」そうだ。以前はコカインや飲酒の問題も持っていたウィリアムスさん。これまで20年間はお酒を飲まないようにしてきたというが、今年7月にはこれまでの禁酒への努力を今後も一層強くするためにリハビリプログラムに参加していたとLA Timesが伝えている。
もしかしたらそのリハビリプログラムへの参加も、鬱が辛くなってお酒に手が出そうになったからなのかもしれない。コメディアンには鬱の人が多いと聞くが、日本人にもまた鬱が多いだろうし、もしかしたら鬱についての知識も不足しているかもしれない。(「日本には鬱が少ない」という研究結果 via NAVERまとめ もあるが、そもそも鬱に関して認知がなされておらず、病院に行かないために診断がなされなければ統計に載らないだろうし、もしかしたら「depression」と「鬱」もしくは「うつ病」の定義が違う可能性もある。ちゃんと元の統計を読んでないのでなんとも言えないが。)
ロビン・ウィリアムスのご冥福を祈ると共に、鬱に関してより認知度が広まればとも願う。
[via BBC]
(abcxyz)
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